ペットボトル入り飲料を飲むのは危険かも!?
ペットボトルや食品の包材、哺乳瓶などのプラスティック製品に
広く使われている、化学物質のビスフェノール(BPA)は健康へ害はないのでしょうか?
市販のボトル入り「ミネラルウォーター」は安全? マーコラ博士 (2011.1.15)
引用
■プラスティックの危険性
プラスティックボトルから水を飲むことにより
あなたと家族の健康は深刻な健康リスクにさらされる。
いくつか例をあげてみよう。
ボトルウォーターは、これまで信じ込まされてきたような
健康的な選択肢ではないとお分かり頂けるだろう。
プラスティックがほとんどのボトルウォーターの抱える問題であることは
言うまでもない。
家庭などで浄水器を通した水、さらには汲み上げたままの湧き水であっても
飲む時までプラスティックの容器で保管すれば、その害が及ぶことになる。
プラスティック容器を使うと、以下のような化学物質に曝露される可能性があるからだ。
BPA(ビスフェノールA):ビスフェノールAは、エストロゲン様作用を持つ化学物質であり
次のような多くの深刻な健康被害に関与している。
●学習・行動障害 ●免疫系への異常 ●女子の早熟・生殖機能への影響 ●精子数の減少 ●前立腺がん・乳がん ●糖尿病・肥満
フタル酸エステル類:フタル酸エステル類は、塩化ビニール(PCV)などのプラスティックを柔らかくするため米国では広く使われている。
フタル酸エステル類は内分泌かく乱物質で、次のような多くの発育・生殖機能異常に関与している。
●精子数の減少 ●精巣の萎縮・奇形 ●肝臓がん
さらにラットを使った実験では、胎児の男性ホルモンの働きを阻害することが実証されている。
これは男児の性分化に影響するもので、誕生時の停留睾丸や、その後の精巣腫瘍の原因となる。
母親が妊娠中に多量のフタル酸エステル類の曝露を受けた男児には、男性性徴が失われる傾向があり
テストステロン(訳注:男性ホルモン)の生産量が少ないことも研究から明らかになっている。
さらに他の研究では、母親が妊娠中にフタル酸エステル類に曝露された場合、曝露されていない女性より
1週間以上早産になることも分かっている。
■ボトルの中はドラッグストア
先に述べたように、ボトルウォーターの40%は水道水である。
つまり、ボトルのビスフェノールAだけでなく、フッ素、塩素、ヒ素、アルミニウム
消毒副生成物(訳注:浄水過程で意図せず発生する物質)、処方薬といった水に混入している様々な物質にも曝露される可能性がある。
使用しなかった処方薬や市販薬は、トイレに流さずゴミとして捨てれば水質汚染の危険を無くせると指示されてきたかもしれない。
しかし、それは真っ赤な嘘だ。「浸出率」として知られる
埋立地から流出した水は、最終的に川に流れ込む。全てではないとはいえ、多くの州が川を水源としているのだ。
人間の細胞は、ほんの微量でも処方薬や市販薬の曝露があると正常に成長しないということが複数の研究から分かっている。
毎日飲んでいる水の中には、本来混じってはいけない薬品が、混じって溶け込んでいる。
薬剤アレルギーの人は何百万といる。あなたはどうだろう?
もしアレルギー持ちだとしたら、あなたが悩まされている珍しい症状が
ボトルウォーターに含まれる微量の薬品に対するアレルギーでないと言いきれるだろうか?
■カチカチと時を刻む時限爆弾
店で買ったボトルウォーターをそのまま飲んでも深刻な健康リスクがあるが、炎天下、車や自転車のホルダーに放置した場合は
より化学物質の曝露量が多くなる。
太陽からの紫外線や高温により、前述した化学物質の水への浸出は加速する。
炎天下にボトルウォーターを放置した場合、ダイオキシンという有毒物質が水に溶け出す。
ダイオキシンは、乳がんの発生に大きく関与している。
健康志向の人々は、出先でも安心して飲めるよう、自宅で浄水した水を持参したがるが
その場合はガラスかスチールのボトルを使うことで、プラスチック由来のリスクを回避できるだろう
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